障害年金の申請手続きでお困りですか?

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その他の疾患による障害(人工肛門/人工臓器の装着など)

大腸がんによる人工臓器装着の請求事例

しぶしぶ健康診断を受ける

M男さんは、40歳代で営業の仕事をしています。彼はひょうきんな性格で、営業職が適性だったらしく、得意先との接待でも場を盛り上げ役でしたが、数ヶ月間はどうも気が重くやる気の出ない日が続いていたそうです。
病院に行くほどでも無く、休むほどでも無いくらいの症状でした。それをどうも心配だからと、奥さんに促されてしぶしぶ健康診断を受けました。

健康診断の結果が届く

平成24年3月に健康診断を受け、約3ヶ月後に結果が送られてきました。その封書の中に、「健康診断の結果について医師から説明がございます。」と手紙が書かれていました。
M男さんは指示どおり、1週間後に病院を訪ねました。すると、担当医から「大腸腫瘍の疑いがある」との説明を受けました。M男さんは、かなりのショックでしたが、覚悟を決め、「こうなったら早い方がいい。」と思い、内視鏡検査をすることにしました。

内視鏡検査、そして手術

M男さんは、内視鏡検査の結果について説明を受けましたが、ショックからその時の話を覚えていませんでした。
付き添いで来た奥さんが良く覚えていましたが、内視鏡で一部を切除したうえで検査をしたら、手術が必要な悪性であったとのことでした。すぐに入院の日程を決め、平成24年7月に人工肛門と尿路変更の手術を実施しました。
手術は成功し、術後も良好ですが、体の異変に気付かなくこの様になってしまった事に対し、本人はかなり凹んでいたようです。
退院して自宅療養となりましたが、初めのうちは、器具の取り替えに不慣れのため時間が掛かり、失敗することもあったためイライラしていたようです。また、外出や人ごみも極端に嫌って、全ての事に対して消極的になったと奥さんが言っていました。
現在は、奥さんや家族の励ましもあって、以前のようなひょうきんでプラス思考の性格に戻り、会社にも復帰しています。

札幌 障害年金なんでも相談センターの対応

初診日は、健康診断を受けた日(平成24年3月)となります。
障害認定日は通常ですと、初診日から1年6ヶ月となりますが、その間において人工臓器装着の場合は、その装着日(平成24年7月)が障害認定日となるため、すぐに年金の申請ができることを説明しました。     障害認定日要件はこちら

申請するための納付要件

初診日において厚生年金保険に加入中であり、直近1年間の納付要件で問題無いと判断しました。

請求方法についてのご提案

障害認定日請求による障害厚生年金として請求しました。

病歴申立書の作成

M男さんと奥さんから、現在までの症状や日常生活の状況をヒアリング(約1時間半)し、病歴就労申立書を作成。

ご相談から請求書の提出まで

医師に診断書の作成を依頼して、出来上がるまで約2週間要しました。
また、面談・電話による打ち合わせは、計4回(約3時間程)行い、最初のご相談から年金の申請まで、約1ヶ月半を要しました。

ご相談(初回のご相談は約1時間半)
面談により発病から現在までの状況をヒアリング
病歴・就労申立書の作成(約1週間で作成)
面談でヒアリングした内容を時系列にまとめ書類を作成
診断書の作成依頼(約2週間を要しました)
医師に作成依頼
他の書類の整備・書類の取得
請求書等の記載と住民票等の取得
年金事務所に請求書の提出
申請後、約2ヶ月で年金証書が届きました

 

申請の結果

年金の申請を行ってから約2ヶ月で年金証書が届き、障害厚生年金の2級に該当しました。
その後M男さんは仕事に復帰し、収入を得ながら障害厚生年金も受給しています。

厚生労働省が定めるその他の疾患による障害

1.認定基準

その他の疾患による障害については、次のとおりです。

障害の程度 障害の程度
1級 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
2級 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
3級 身体の機能に、労働が制限を受けるか、又は労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を有するもの

 

その他の疾患による障害の程度は、全身状態、栄養状態、年齢、術後の経過、予後、原疾患の性質、進行状況等、具体的な日常生活状況等を考慮し、総合的に認定するものとし、身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状があり、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のものを1級に、日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のものを2級に、また、労働が制限を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度のものを3級に該当するものと認定します。

2.認定要領

  1. その他の疾患による障害は、本章「第1節 眼の障害」から「第17 節 高血圧症による障害」において取り扱われていない疾患を指すものであるが、本節においては、腹部臓器・骨盤臓器の術後後遺症、人工肛門・新膀胱、遷延性植物状態、いわゆる難病及び臓器移植の取扱いを定めます。
  2. 腹部臓器・骨盤臓器の術後後遺症
    1. 腹部臓器・骨盤臓器の術後後遺症とは、胃切除によるダンピング症候群等、短絡的腸吻合術による盲管症候群、虫垂切除等による癒着性腸閉塞又は癒着性腹膜炎、腸ろう等を言います。
    2. 腹部臓器・骨盤臓器の術後後遺症の障害の程度は、全身状態、栄養状態、年齢、術後の経過、予後、原疾患の性質、進行状況、具体的な日常生活状況等を考し、総合的に認定するものとします。
  3. 人工肛門・新膀胱
    1. 人工肛門又は新膀胱を造設したもの若しくは尿路変更術を施したものは、3級と認定します。なお、次のものは、2級と認定します。
      1. 人工肛門を造設し、かつ、新膀胱を造設したもの又は尿路変更術を施したもの
      2. 人工肛門を造設し、かつ、完全排尿障害(カテーテル留置又は自己導尿の常時施行を必要とする)状態にあるものなお、全身状態、術後の経過及び予後、原疾患の性質、進行状況等により総合的に判断し、さらに上位等級に認定する。
    2. 障害の程度を認定する時期は、人工肛門、新膀胱又は尿路変更術を施した日(初診日から起算して1年6月以内の日に限る。)とします。
  4. 遷延性植物状態については、次により取り扱います。
    1. 遷延性植物状態については、日常生活の用を弁ずることができない状態であると認められるため、1級と認定します。
    2. 障害の程度を認定する時期は、その障害の状態に至った日から起算して3月を経過した日以後に、医学的観点から、機能回復がほとんど望めないと認められるとき(初診日から起算して1年6月以内の日に限る。)とします。
  5. いわゆる難病については、その発病の時期が不定、不詳であり、かつ、発病は緩徐であり、ほとんどの疾患は、臨床症状が複雑多岐にわたっているため、その認 定に当たっては、客観的所見に基づいた日常生活能力等の程度を十分考慮して総合的に認定するものとします。なお、厚生労働省研究班や関係学会で定めた診断 基準、治療基準があり、それに該当するものは、病状の経過、治療効果等を参考とし、認定時の具体的な日常生活状況等を把握して、総合的に認定します。
  6. 臓器移植の取扱い
    1. 臓器移植を受けたものに係る障害認定に当たっては、術後の症状、治療経過及び検査成績等を十分に考慮して総合的に認定します。
    2. 障害等級に該当するものが、臓器移植を受けた場合は、臓器が生着し、安定的に機能するまでの間、少なくとも1年間は従前の等級とする。なお、障害等級が3級の場合は、2年間の経過観察を行います。
  7. 障害の程度は、一般状態が次表の一般状態区分表のオに該当するものは1級に、同表のエ又はウに該当するものは2級に、同表のウ又はイに該当するものは3級におおむね相当するので、認定に当たっては、参考とする。

一般状態区分表

区分 一般状態
無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの
軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの 例えば、軽い家事、事務など
歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

 

  1. 本章「第1節 眼の障害」から「第17 節 高血圧症による障害」及び本節に示されていない障害及び障害の程度については、その障害によって生じる障害の程度を医学的に判断し、最も近似している認定基準の障害の程度に準じて認定します。
障害年金なんでも相談センター
プロフィール

社会保険労務士 内 山 修 プロフィール写真社会保険労務士
内 山 修
うちやま おさむ

北海道池田町出身
1968年生れ

北海道中川郡池田町で生れ育ちました。 昭和63年に公務員となり、社会保険庁に入庁し、障害年金等の年金審査業務に携わっておりました。

困っている方のお役に立ちたいと思い、平成23年に社労士の資格を取得。「相談して良かった!」と言って頂けるサービスや信頼関係を築き、一人でも多くの方が適正な等級で 障害年金を受給できるよう、親身になってご支援いたします。

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