障害年金の申請手続きでお困りですか?

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うつ病・双極性障害(その1)(自殺願望/自宅療養)

うつ病による障害年金 請求事例

T男さんは、平成5年に大学を卒業しコンピューターのソフト開発の会社に就職しました。10年後、中堅社員となったT男さんは、上司からの信頼も厚く、いろいろな仕事を任されるようになり、毎日のように残業をして帰宅時間も遅くなっていました。
日々の疲れが取れなく、休みの日も一日中寝ていて、自分でもストレスが溜まっていることは自覚していたが、何とか仕事をこなしていました。

体調に異変

しかし、平成16年頃から不眠が続くようになり、しばらくすると会社に行くことや、会社の人と会話をすることが怖くなり、朝起きることも出来ず、下痢や吐き気で会社をしばしば欠勤するようになりました。
その後は、食欲不振、意欲の低下などで仕事上のミスも多くなり、仕事がスムーズにこなせなくなったT男さんは長時間労働となり、自宅においても部屋に引きこもり寝ている状況が続いたため、平成20年4月に奥さんに付き添われ心療内科を受診しました。

まさか自分が!

病院では「うつ病」と診断され、抗うつ剤など数種類の薬を処方されました。T男さんは、「まさか自分が!」と信じられない気持ちでいっぱいでした。
しかしこの頃、役職に付いたT男さんの仕事は増々忙しくなり、関東への出張が多くなりました。ホテルに泊り込み、月のほとんどを家族と離れて過ごしていたこともあり、とうとう自殺を考えるようになりました。
「次の電車に飛び込もうか」などと常に考える自分と、家族のことを思い出してその行為を抑えることに必死だった自分がありました。このような事が数十回もあり、意を決して平成22年2月に会社を退職し、家族と共に治療に専念することにしました。
その後、調子が良くなると仕事を探し就職するものの、1ヶ月ほどで以前と同じ症状になり、就職と離職を繰り返しています。

札幌 障害年金なんでも相談センターの対応

T男さんの場合、平成20年4月に初めて心療内科を受診していますが、平成16年頃より体の異変を訴えていますので、内科などの受診歴についても聴取し、初診日の確定をしました。

申請するための納付要件

初診日において厚生年金保険に加入中であり、直近1年間の納付要件で問題無いと判断しました。

請求方法についてのご提案

平成20年4月から同じ心療内科を受診しているため、病院にカルテが残っていました。          このため、認定日請求(さかのぼり請求)することが可能であり、診断書を2部作成することを提案し、厚生年金保険の障害年金として請求しました。

病歴申立書の作成

T男さんと奥様から、現在までの症状や日常生活の状況を細かくヒアリング(約2時間)し、病歴就労申立書を作成。
また、診断書作成にあたり、日常生活の状況を詳細に伝えるため、この病歴就労申立書を参考資料として医師に渡しました。

ご相談から請求書の提出まで

医師に診断書の作成を依頼して、出来上がるまで約6週間要しました。
また、面談・電話による打ち合わせは、計6回(約4時間程)行い、最初のご相談から年金の申請まで、約2ヶ月を要しました。

ご相談(初回のご相談は約2時間)
面談により発病から現在までの状況をヒアリング

 病歴・就労申立書の作成(約1週間で作成)
面談でヒアリングした内容を時系列にまとめ書類を作成
診断書の作成依頼(約6週間を要しました)
診断書に病歴・就労申立書を添付し、医師に作成依頼
他の書類の整備・書類の取得
請求書等の記載と住民票等の取得
年金事務所に請求書の提出
申請後、約2ヶ月で年金証書が届きました


申請の結果

年金の申請を行ってから約2ヶ月半で年金証書が届き、障害認定日までさかのぼって障害厚生年金の3級に該当しました。
また、さかのぼって年金が決定されたため、2年8ヶ月分(約150万円)を、一括で受け取ることができました。

厚生労働省が定める「うつ病、気分(感情)障害の認定基準」

精神の障害は、「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」「気分(感情)障害」「症状性を含む器質性精神障害」「てんかん」「知的障害」「発達障害」に区分します。
症状性を含む器質性精神障害、てんかんであって、妄想、幻覚等のあるものについては、 「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害並びに気分(感情)障害」に準じて取り扱います。

  1. 各等級に相当すると認められるものを一部例示すると次のとおりです。
障害の程度 障害の状態
1級 気分(感情)障害によるものにあっては、高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
2級 気分(感情)障害によるものにあっては、気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したり又はひんぱんに繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
3級 気分(感情)障害によるものにあっては、気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したり又は繰り返し、労働が制限を受けるもの

 

  1.  気分(感情)障害は、本来、症状の著明な時期と症状の消失する時期を繰り返すものであります。したがって、現症のみによって認定することは不十分であり、症状の経過及びそれによる日常生活活動等の状態を十分考慮します。また、統合失調症等とその他認定の対象となる精神疾患が併存しているときは、併合(加重)認定の取扱いは行わず、諸症状を総合的に判断して認定します。
  2.  日常生活能力等の判定に当たっては、身体的機能及び精神的機能を考慮の上、社会的な適応性の程度によって判断します。また、現に仕事に従事している者については、労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものと捉えず、その療養状況を考慮するとともに、仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで日常生活能力を判断します。
  3. 人格障害は、原則として認定の対象となりません。
  4. 神経症にあっては、その症状が長期間持続し、一見重症なものであっても、原則として、認定の対象となりません。ただし、その臨床症状から判断して精神病の病態を示しているものについては、統合失調症又は気分(感情)障害に準じて取り扱います。なお、認定に当たっては、精神病の病態がICD-10による病態区分のどの区分に属す病態であるかを考慮し判断します。
障害年金なんでも相談センター
プロフィール

社会保険労務士 内 山 修 プロフィール写真社会保険労務士
内 山 修
うちやま おさむ

北海道池田町出身
1968年生れ

北海道中川郡池田町で生れ育ちました。 昭和63年に公務員となり、社会保険庁に入庁し、障害年金等の年金審査業務に携わっておりました。

困っている方のお役に立ちたいと思い、平成23年に社労士の資格を取得。「相談して良かった!」と言って頂けるサービスや信頼関係を築き、一人でも多くの方が適正な等級で 障害年金を受給できるよう、親身になってご支援いたします。

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